人生は奇跡。 今日は江古田で、すごい事がありました。 江古田の駅前をほぼ毎回通る、目の不自由な女性がいるのですが、狭い駅前なうえに、放置自転車がものすごくて、のぼりやら看板やらも多いし、わたしたちのクルマも陣取っているので、彼女にとっては、きっと歩きづらいところなんでしょう。 杖で確認しながら歩いていますが、迷うこともぶつかることもあって、気付いた人が手をかしたりも。 たまにさりげなく誘導することもあったので、私たちは彼女のことを知っているけど、彼女は私たちを知らない。 クレープ屋のクルマがあることも、知らないでしょうから、きっと交わることは無いのかなって、なんとなく思って、見守っていました。 でも、その日は違ったんです。 うちのクルマの横を通った彼女が、立ち止まって、杖を動かして何か探している。そのあとジッと動かなくなって。 見ていた誰もが、「あ、迷ったかな。危ないな。」と思った。 群集の中の女子大生が、「道はこっちですよ」 と声をかけました。 彼女は、「違うの。音楽を聞いてるの。なんだか懐かしいのがかかってるから。ブラフォーだったかしら?」 たまたま、うちのクルマから流れていた曲に聴き入っていたんです。 「ここは何屋さん?いつもいるの?」と女子大生に色々たずねている様子。 「あまり甘くないのある?チーズだけなんてあるかしら?」と言って、クリームチーズのクレープを買いました。 そして、「また、ブラフォーを流しておいて下さい。寄りますから。」って。 ずっと、つながらないだろうと何となく思っていたことが音楽でつながった瞬間。 目が見えないからなんて関係なかった。 これからは、ザ・ブラザーズ・フォーの曲が、彼女と私たちの合図です。
by cindys
| 2007-07-27 18:03
| 最近のできごと
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